より良い音楽がしたい の一心で
育児する 本を読む 心と向き合う
今までを振り返り、これからも持っていたいものと、もう持たないもの(心の中の話)とを選ぶ
持たないと決めたものを捨てる時って、心の中で断末魔が聞こえるんですね(私だけかな)
最近はそういう心の作業を済ませた後に、思い切り楽器を弾きたい、と思います。
(20代の頃は、逆に楽器を弾きながら心の取捨選択をしていたような。)

『音楽の良さって、奏者が持っている解像度に尽きると思うんです』
そんな友人の言葉がずっと残っている
では解像度の高さは何から来るか?
心の枷がないこと、かな、と思っている。
そうしたら、インプットもアウトプットもスムーズだから。

じゃあ心の枷はどうやったら取れる?
それが、持つことと持たないことを自ら選択することかな、と思うわけです。
窓ガラスの曇りを取るような。少し、野生に還るような。

どんなにこの数百年で文明が発展しようと、
私たちは数百年かけて進化した野生動物的な身体と脳味噌を持っている。
野生で生きていた時に必要に迫られて身に付けた「恐怖」。
それを乗り越えて、初めて芸術を美しいと思える。愛することが出来る。
心がこれだけ発展したのは、地球が出来たのと同じくらいの奇跡だなぁ、と思う。